本日も宜しくお願い致します。
外壁塗装にかかる人工についてですが、外壁塗装工事で言われる人工の意味、各工程の作業内容と職人の人数、足場組立、高圧洗浄、下地処理、養生、外壁塗装、付帯部塗装、足場解体、手抜き工事に関する注意点、事前に各工程の職人の人数を確認する、大幅の割引にはご注意ください、施工期間もご注意ください、について書きました。
今回は外壁塗装工事にかかる人工(人数)についてご紹介します。
外壁塗装工事費用で職人の人件費が約3割近くしめます。
職人の人件費が多くなれば必然的に工事費は高くなりますが、逆に人件費が少なくなれば工事費も安くなります。
人件費を安くするには外壁塗装工事をを簡素化して、職人が5人必要なところを4人に減らして工事を行うようにするなどの削減が必要です。
ですが、不用意に職人の人件費を下げることにより施工不良などの品質低下が発生します。
外壁塗装工事でいわれる職人の人件費ですが人工(にんく)といわれており、外壁塗装工事で必要な職人の人数を単位で計算します。
1人工とは1人の職人が1日で作業できる量を表しています。
各工程の作業を行うのに職人1人で丸1日かかれば、その仕事量は1人工で仮に10日間かかりましたら10人工です。
5日かかる仕事も職人2人で行えば同じ10人工になります。半日の作業の場合であれば半人工になり、0.5人工などといわれています。
外壁工事費の人工数は原価計算を行うにあたり必要な数字でこれを計算して見積書や内訳明細書などが作成されます。
工事費は(工事に必要な職人の数)×(作業にかかる日数)×(職人の人件費)になります。
職人1人工あたりの人件費は塗装業者や地域によっても違いがあります。
外壁塗装工事には塗装以外にも色々な工程があります。各工程ごとに必要な職人の人数があり、その必要な人数で工事を行います。
作業内容に対して職人の数が少なく足りない場合、予定通りに工事が進まず工期が遅れてしまうだけでなく、作業の安全性まで損なわれてしまいます。
逆に作業に対して職人の数が多すぎますと、人件費が高くなり、その割りに作業効率が悪くなってしまうことになってしまいます。
また、一度に多くの職人を配置しましても工期短縮につながらないこともありますのでご注意ください。
外壁塗装工事で一番最初に行う工程が足場組立になります。足場組立には足場材を搬入し、トラックで運搬を行い、足場の組立、高圧洗浄の水や誇り、塗料などが飛び散らないように飛散防止用ネットの取り付けを行います。
一般的に2階建ての一戸建て住宅であれば、1日あれば作業が完了します。
すかし足場組立作業には危険が伴います。さらに重たい資材を扱って作業を行いますので安全に組立作業を行うには3人以上は必要になります。
高圧洗浄機を使用して塗装する部分を主に洗浄します。洗浄作業は業者によって違いがありますが、1日かけてしっかりと洗浄を行うことが重要です。
洗浄を行ってから塗装面が十分に乾燥するまでは塗装作業を行うことはできません。
外壁塗装を始める前に外壁などの下地補修を行います。塗装を行う部分のひび割れの補修や清浄な被塗面を作るためケレン作業を行い、必要に応じてコーキングの打ち替えや増し打ちなどを行います。
既存の外壁の劣化具合や状態によって作業内容が異なりますので、現場の劣化状態により作業を行う職人の人数に差がでます。下地処理に必要な職人の人数はバラつきはありますが3~4程度必要になることもあります。
塗料が飛散しないように窓や玄関ドアなどの開口部、エアコンの室外機、給湯器などの塗装しない部分をマスキングテープやビニールシートなどで被う作業です。1~2日以内で終了するように1~2人程度で人員配置を行います。
外壁の塗装工事は特に高所作業が長時間続きますので万が一の転落事故に備えて必ず2人以上で行うルールを決めている業者もあります。
また、塗装は下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが基本です。それぞれの工程の間には乾燥時間が必要になりますので、1日に多くの職人を配置しましても工期が短縮できるとは限りません。
雨樋、雨戸、破風板、軒天、木部や鉄部などの付帯部の塗装を行います。付帯部といっても全て塗装できる箇所を塗装するとかなり工数がかかります。業者によって塗り回数や塗装箇所が異なりますが、職人の人数は2~3人で作業を行うことが多い工程です。
最後に足場の解体を行います。最低でも3人以上で約半日くらいの作業になります。
以上が外壁塗装工事のおおまかな工程ですが、外壁塗装の全体的な工期は養生期間を入れて約2週間程度かかるのが一般的です。
これに加えまして屋根塗装を行う場合にはさらに3~4日必要になります。
外壁塗装工事での職人の人数はトータル最低でも15人~20人程度の職人が必要になり人工で表しますと15~20人工になります。
職人の人件費は塗装業者によって違いますし、新人やベテランの職人によっても変わってきますので一概に1人工いくらということは言えませんが、全国平均で約13000円~20000円前後です。外壁塗装工事の費用ではその他の費用も必要になります。
外壁塗装工事における必要な職人の人数についてご紹介してきました。
適正な人数が配置できていないと施工不良を起こす可能性が高いということです。
それと同時に手抜き工事をされる可能性が高くなります。
実際にどのようなことを注意すればこのようなことを防げるのかご紹介していきます。
優良企業の場合、ご契約される前に外壁塗装工事の施工期間や各工程のスケジュールなどの説明があります。
その時に工程ごとにどの人数が配置されるのか確認されるのが良いでしょう。
ご契約前などに外壁塗装工事の施工期間や各工程のスケジュール等を事前に説明しない業者には注意してください。
ご契約時に大幅に割引をしてくる業者にはご注意ください。
外壁塗装には費用相場がありますので大幅に価格破壊を行う業者や相見積の際に他社より安くするという口実で大幅値引きする業者には注意が必要です。
相場よりはるかに安い場合にはそれだけの理由があるからです。
考えられますのは職人の人数を削減しているか工事内容のどこかの工程を手抜きするかどちらかになってきます。
職人の人数をご確認されたうえで施工期間を一応、チェックしてみてください。
通常、職人が少なければそれだけ工事の期間がのびます。
ですが、人数があまりにも少ないのに予定通り工事が終了した場合、何か手抜き工事を行っている場合があります。
お客様からしますと工期が早く終了することに越したことはないと思います。
ですが、職人の数が少ないのにあまりに工事が早く終了することで、それだけ作業が雑になっているということです。
各塗装工程後の乾燥時間を短縮したり、塗装工程を1工程省いたりしてしまいますと施工不良の原因になります。結果的に高いコストとなってしまいますのでご注意ください。
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