外壁塗装の10年保証について
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奈良県の香芝市のみなさん、こんにちは!
本日も宜しくお願い致します。
現在台風14号が奈良県にも接近しております。
今晩から明日にかけて風や雨がきつくなると思いますので十分ご注意ください。
外壁塗装の保証についてですが、外壁塗装の10年保証は信じてはいけないのか、外壁塗装の10年保証は名ばかりのものになっているのか、外壁塗装業者はなぜ保証を付けているのか、外壁塗装で10年保証を付けますと言われて気を付けるべきこと、外壁塗装の保証で一番気をつけるべきことについて書きました。
今回は外壁塗装後の保証について一緒に見ていきましょう。
外壁塗装の10年保証は信じてはいけないのか
塗装業者が外壁塗装で保証を10年付けます言ってきた場合、まず疑ってみてください。
なぜ、こういうことを言うかと言いますと塗装される塗料によっては耐久性の低い塗料があるので一律で保証が10年も付けれない場合があるからです。
例えば、耐久性が10~15年前後の塗料を使用した場合、10年くらいは当然効果が保てると思われがちですが、そう簡単な話ではないのです。
塗装後10年経てば腕の良い職人が塗装したとしても必ず劣化症状は出ます。
築10年で塗装が必要とされているのに保証を10年も付けていたら保証期間内ですので全て無料で塗り替えなくてはいけません。
また、築10年も経過すれば劣化症状が外壁全体に表れて塗り直しが発生するので、足場を組立解体するだけでも何十万もかかります。
どんな優良業者でも何十万の工事費用を無料で保証していたら確実に倒産してしまいますので10年保証という中身のない保証に騙されないようにしましょう。
【10年保証が付けられたとしても悪徳とは言えない】
逆に気を付けておきたいのが10年保証だから悪徳業者とは限りません。
保証の内容もそうですが優良業者の中には
①高耐久塗料(無機塗料など)では10年間保証の場合がある
②10年間も長持ちする塗装を行う自信がある
10年保証の対象となるのが無機塗料など耐久年数が高い(20年)塗料になります。
10年保証が全て悪徳だと決めつけずどのような方針や意図で業者が10年保証にしているのか確認する必要があるため、下記に書かせて頂いた情報も見て頂けると幸いです。
外壁塗装の10年保証は名ばかりのものになっているのか
外壁塗装で10年保証があるとほとんどの方がお得感を覚え信用してしまうと思います。
ですが、保証内容を確認すると以下のようなことが書かれています。
(例)
①自然災害によって発生したものは保証対象外です
②前回塗装した業者の問題で発生したものに関しては保証対象外です
③お客様が指示した内容で発生したものは保証対象外です
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
【自然災害によって発生したものは保証対象外です】
自然災害とは台風・雹・大雨・強風・大雪などをいいます。
これらの災害の影響で劣化が早まり屋根や外壁の塗装に問題が生じても保証ができないと言っています。
【前回塗装した業者の問題で発生したものに関しては保証対象外です】
2回目の塗装の場合、前回塗装をした業者の不備が原因で発生した塗装の問題に関しては保証で直すことができないと言っています。
例えば、前回塗装した業者によって建物に塗膜の捲れが発生し、その上から塗装を行ったが前回建物に塗膜捲れを発生させている業者が原因で塗装が剥がれてしまった場合、当社の責任ではありません。
このような言い訳ができてしまいます。
また、前回の塗装で使用している塗料の影響で今回の塗装で問題が生じた際、当社は保証しませんよと言い訳してくることもあります。
何でもかんでも前回の塗装業者の問題にしてしまえば、前回の責任にして保証対象外と言い訳できます。
こんな悪徳業者もいることを覚えて頂きたいです。
【お客様が指示した内容で発生したものは保証対象外です】
費用を安くするためにグレードの低い塗料を塗った結果、早期に塗膜が剥がれてきてもお客様が選んだ塗料で塗装した結果、問題が発生しているので塗装業者側に問題がなかったことを主張しています。
外壁塗装を行う際は全てお客様の了承を得てから開始するため、この理屈を使うと全てお客様が指示したから行ったとなり保証の対象外とさせてしまうことが可能になってしまいます。
こういった屁理屈がある場合、塗装業者側が不備な点があった時にもお客様のせいにさせられたり責任を押し付けてきたりします。
本来、守られるはずの保証が塗装業者側を守るものとして使われているのが実情です。
保証の内容をしっかりご確認頂きこの保証内容は本当に我が家を守る内容なのかご確認ください。
外壁塗装業者はなぜ保証を付けているのか
なぜ塗装業者は保証を付けてくれているのか。
それは外壁塗装というのは何年確実に保ちます大丈夫ですということを100%断言できないからです。
建物の状態やその地域の環境により、またその建物の日当たり具合によっても違うため、それを100%見極めるのは非常に難しいことです。
どんな優良業者であってもどんなに経験豊富な職人であっても全て最適な塗装をすることは無理です。
塗装業者は最適の方法を最善の努力をしてくれますが少し状況が違うだけで選ぶべきものが変わってしまう難しい工事が外壁塗装工事です。
そのため、事前に劣化が表れた場合のことも想定し万が一劣化したときの保証です。
外壁塗装で10年保証を付けますと言われて気を付けるべきこと
外壁塗装業者に10年保証をつけますと言われて気を付ける3つのポイントがあります。
①メーカー保証を自社の保証として使っている
②10年後には倒産すると思うが一応保証を10年つけた
③保証は付けたがそもそも無料で直す気がない
どの内容も名ばかりの10年保証です。
10年保証は創業間もない塗装業者が行っていることが多く、10年後は倒産させることを前提にしていることがあります。
このように保証の年数ではなく第一に業者への信頼度で塗装業者を選んでください。
外壁塗装の保証で一番気をつけるべきこと
外壁塗装の保証で一番大事な部分は次の塗装工事も同じ業者でお願いできるかということです。
保証はあくまでもオプションです。
本筋はご自身のお家を守ってくれる外壁塗装ができるかどうかなので保証ではなく、しっかり工事ができて信頼できるか次も頼めるような塗装業者かと思えるかが重要です。
スタッフブログ , 失敗しない塗装工事にするために | 2020/10/09