地域密着の外壁塗装・屋根塗装専門店のヨネヤです!
今回のブログを執筆させていただく米澤です!
宜しくお願いします。
今回は屋根塗装の縁切りについて一緒に見ていきましょう。
1.縁切りとは
縁切りとは屋根塗装において非常に重要な工程です。
屋根材は色々な種類がありますが、どんな屋根も1枚1枚屋根材が重なり合って作られています。
この屋根材が重なり合っている部分に小さな隙間があります。
この隙間は屋根の内部に入り込んだ雨水などを排水する重要な役割があります。
しかし、屋根塗装を行うと塗料で屋根の重なり合った部分の隙間が埋まってしまいます。
塗料で隙間が埋まってしまうと雨水などの水分が隙間にたまってしまい、内部にたまった水に屋根外側の水もどんどん吸い寄せられます。
水分が屋根材の内部に浸水すると屋根材の下にある野地板が腐りやすくなるので、最終に雨漏りが発生してしまいます。
1-2縁切りを行うタイミング
縁切りは屋根塗装が終了した後、塗料が硬化した状態で行われます。
塗料が乾ききっていない状態で縁切りをしてしまうと隙間付近の塗料が再びくっついてしまいます。
塗料が固まった状態で縁切りを行うのでかなり時間がかかる作業になります。
1-3縁切りに使用する道具
縁切り工程ではカッターナイフや皮スキなどの専用道具で職人が一つ一つの隙間を処理していきます。
そのため、縁切り作業では複数人で行うことが多いです。
現在ではこういった手間をなくすため、タスペーサと言われる道具を使用して縁切りが行われています。
1-4タスペーサを使用するタイミング
タスペーサは縁切りと違い、塗装の途中で設置していきます。
まず、屋根の下地処理を行い、下塗りを行います。
その後、タスペーサを設置して中塗り、上塗りと進んでいきます。
1-5タスペーサを設置できない屋根材もある
タスペーサが設置できる屋根は三寸に満たない緩やかな屋根や屋根材同士が4㎜以上空いている屋根などには使用することができません。
勾配が緩やかな屋根に多スペーサを挿入すると屋根材を傷める可能性があったり、隙間が大きすぎるとタスぺーサが安定せず、落下する可能性があります。
このような場合、縁切り作業が必要になります。
2.縁切りを怠ると
2-1屋根下地材の劣化
排水されなかった雨水などが次第に屋根材下部にある下地を腐らせてしまいます。
屋根の下地は通常ルーフィングという防水シートが敷かれているため浸水では雨漏りの心配はありません。
ですが、長期間雨水などが屋根材内部に浸水し続けると雨漏りが発生します。
2-2屋根の通気性が失われる
屋根塗装で縁切りを行わないと隙間が塞がれてしまい、屋根の通気性が失われてしまいます。
そのため、屋根の内部に水分が溜まるだけでなく湿気もこもるのでさらに腐食が加速してしまいます。
せっかく塗装を行っても屋根が腐食して雨漏りしてしまっては塗装の意味がありません。
屋根塗装で行う縁切りは非常に重要な工程になりますので、塗装を依頼した塗装業者にどのような縁切りを行うのかなど確認しておくことをおすすめします。
奈良で外壁塗装・屋根塗装をご検討の際はお気軽にヨネヤまでお問い合わせください!!
スタッフ一同お待ちしております!!