こんにちわ。ヨネヤ営業担当の藤本です。

今回は屋根部の釘浮き・抜けが発生すると建物にどういった影響がでるのか等、ご紹介します。

屋根の釘とは、棟やケラバ部、瓦など屋根材を固定する釘のことです。

普段はなかなか目につかない場所ですが、非常に大事な部分で、釘が浮いた隙間を長い期間放置してしまうと、板金が外れてしまったり、雨水が家の中に入り、家を傷めてしまいます。

(スレート屋根釘浮き・釘抜け)

(瓦屋根釘浮き)

この釘はお家によっても差はありますが7～8年くらい経つと少しずつ抜けてきてしまいます。

釘が抜けてくる理由は、屋根の種類により異なります。

スレート屋根の場合、頂上から雨水の侵入を防ぐために棟板金を釘で固定しています。

板金は金属のため、太陽の熱で温められますと膨張し、夜涼しくなりますと縮む性質を持っています。それを何年も繰り返すことで少しずつ釘が押し出されてしまい抜けてしまいます。

瓦屋根の場合、屋根の頂上に、雨の侵入を防ぐ棟瓦を釘やビスで固定しています。

何年も雨風にさらされることで、内部の漆喰や木材が劣化し釘がゆるんできてしまいます。

釘の浮きを放置してしまうとどうなってしまうのか大きく分けて4つあります。

①釘の隙間から雨水が浸入

浮いた釘の隙間から雨水が浸入し、木部が傷んでしまいます。

水は狭い所に入り込む性質がありますので、小さな釘穴からでも伝わって侵入し、内部の木材に浸み込んでしまいます。

②板金や瓦が強風で変形・破損

釘浮きを放置してしまうと、屋根の上の棟瓦や棟板金が破損・変形する原因になってしまいます。

釘がゆるんで瓦や板金をしっかり固定出来ていない状態になります。

強い風が吹いたときにバタバタと動いたり、その影響で一部はゆがんでしまったりすることがあります。

③板金や瓦が落下してしまう

釘がゆるんだままになると、台風などの際に棟板金や棟瓦が飛ばされ落下してしまう危険性があります。

屋根に沿って下から上に吹き上げるような強風が吹いた場合、浮いた板金の隙間から風が入って煽られてしまいます。

板金は金属ですので、万が一、物や人に当たってしまうと大変危険です。

④雨漏りの原因となり、家の寿命を縮めてしまう

釘浮きを放置してしまうと雨漏りの原因にもなってしまいお家の寿命も縮んでしまいます。

釘の隙間から雨水が浸入してしまい、家の中に浸み込んでしまいます。

水は重力に従って上から下へ流れていきます。屋根の屋上から入った水はお家のあらゆる場所に影響してしまいます。

雨漏りが発生してしまうと、お家を支える木材や柱などが腐食してしまい、お家の寿命を縮めてしまいます。

ヨネヤでは屋根塗装のご依頼があった場合など、こういった棟・ケラバ部などの釘浮きや釘無しなどを確認し、補修させて頂いております。

雨漏り調査・修繕工事も行っております。

外壁・屋根塗装をご検討の際はお気軽にヨネヤにお問い合わせください!!

スタッフ一同お待ちしております!!