水性塗料の乾燥時間について
奈良県の香芝市・葛城市・北葛城郡・大和高田市・生駒郡・橿原市・田原本町のみなさん、こんにちは!
宜しくお願いします。
今回は水性塗料の乾燥時間について一緒に見ていきましょう。
目次
1.水性塗料の基礎知識
水性塗料とは水で希釈して使用する塗料のことです。
希釈とは塗料を塗りやすくするために水を混ぜ薄めることです。
希釈はメーカーが定めている希釈率があり、水を塗料に対してどれくらい混ぜるのかの比率が決まっています。
希釈率をしっかり守らないと塗料本来の耐久性が発揮できないので非常に重要なポイントなのです。
1-1水性塗料と油性塗料について
水性塗料だけ希釈が必要なのではありません。
油性塗料にも稀釈剤が必要で油性塗料はシンナーで希釈します。
2.水性塗料の乾燥時間について
2-1水性塗料が乾く時間
水性塗料に必要な乾燥時間は一般的に気温23℃の環境で3~4時間程度の時間が必要です。
水性塗料の乾燥時間の目安ですが塗料の種類やメーカーによっても異なります。
2-2水性塗料が乾きやすい気候
水性塗料を使用するのに適した気候としては気温23℃以上で湿度65%以下になります。
このような気候の条件になった場合、水性塗料が乾きが良くなります。
また、日当たりや風通しの良さも水性塗料の乾燥時間に関係します。
2-3水性塗料と油性塗料の乾燥時間の比較
水性塗料の乾燥時間の目安は3~4時間ですが油性塗料の乾燥時間は6時間程度になります。
また強化剤を混合させる塗料になると3時間程度で乾燥するものもあります。
3.水性塗料のメカニズム
3-1水性塗料が乾燥するまでのメカニズム
①外壁や屋根に水性塗料を塗る
②表面の水分が乾燥する
③内部が乾燥して塗膜が形成する
塗ってから内部の乾燥までに3~4時間程度かかります。
3-2水性塗料を重ね塗りするタイミング
工事のプロセスによっては下塗り材を塗った後に2回塗り、3回塗りをする場合があります。
このように塗料を重ね塗りする際は次工程の上塗り塗料を塗るタイミングが重要です。
次工程の上塗り塗料を塗装するタイミングは6時間~7日以内が理想です。
上塗り工程を6時間以内に行うと完全に下塗り材が乾燥していないので施工不良になる恐れがあり、7日過ぎてしまうと下塗り塗料の表面に汚れが付着してしまい上塗り塗料が剝がれやすくなってしまいます。
4.水性塗料の乾燥に失敗したときの対処法
4-1跡がついてしまった場合
乾燥中に物が当たって表面が傷ついたり、乾燥を確認するために指で触った指跡がついてしまった場合など塗り直しが部分的に必要です。
塗料の外側が乾燥していても塗料の内側まで乾燥がしっかりできていない時に重荷がかかってしまうと内部から剥がれてしまいます。
大きく塗装が変形してしまった場合はその部分を削り塗装した表面を整えて再塗装を行います。
4-2塗りムラが発生した場合
乾燥不良により塗装表面に塗りムラが出た場合は塗り直しが必要になります。
シワの凹凸が酷い場合にはその部分を削り表面をならして再塗装を行います。
4-3白く濁ってしまった
水性塗料の塗装には湿度65%以下が理想です。
もし大幅に湿度が高い時に塗装を行うと白く濁った仕上がりになることもあります。
そのような場合は美観を損なうようなら塗り直しが必要です。
奈良で外壁塗装・屋根塗装をご検討の際はお気軽にヨネヤまでお問い合わせください!!
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