宜しくお願いします。
今回は塗装工事に行われる下塗り塗料の必要性について一緒に見ていきましょう。
外壁や屋根などの塗装工事で一番最初に塗る塗料が下塗り塗料で接着剤の役割をする塗料になります。
色は透明に近い乳白色や白があります。
塗装工事で使用する場合、高圧洗浄後や外壁のひび割れの補修後に下塗り塗料で塗装を行います。
次にお選びいただいた色の上塗り塗料で塗装しますが、その際に下塗り塗料で塗装を行っていないとどんな高性能な塗料で仕上げても密着力が弱くなるので塗膜剥がれなどの不具合が起こってしまいます。
そのため、下塗り塗料を外壁に塗るという工程は絶対に必要です。
また、外壁だけでなく屋根やその他の付帯部などに塗装する際も下塗り工程は必要な工程になります。
上塗り塗料にはほとんど接着力がなく、外壁に直接塗ってもすぐに剝がれてしまいます。
そこで下塗り塗料の出番になります。
外壁と上塗り塗料を密着させるための接着剤代わりになるのが下塗り塗料で早期で剝がれてしまうといったことが起きません。
下塗り塗料は傷んだ外壁への塗料の吸い込みを防ぐ役割があります。
築10年以上が経過すると外壁にはさまざまなひび割れや小傷があるのですが、傷んだ外壁の表面はスポンジと同じように塗料を吸い込んでいくので、十分に上塗り塗料の機能を発揮させて長く持たせるために必要な塗膜の厚みをつけることが出来なくなります。
その結果、塗装後、外壁の表面に色艶のムラが起こってしまい、見栄えが悪くなるだけでなく塗装の塗膜が薄くなっている部分に不具合が発生することもあります。
傷んだ外壁に下塗り塗料を使用することで傷んだ外壁に塗料が吸い込まれるのを防ぐことができるので外壁に上塗り塗料が吸い込まれなくなるので、外壁の色艶にムラ出ない仕上がりになります。
しかし、下塗り塗料が十分塗装されていない場合は下塗り塗料自体が外壁に吸い込まれるので上塗り塗料が密着しにくくなってしまいます。
外壁や屋根の劣化が著しい場合は下塗り塗料を2回塗りを行うことがあります。
上塗り塗料と同様に下塗り塗料にも様々な機能を持つ塗料があります。
代表的な下塗り塗料としては下地の表面を固めたり、防カビや防錆機能、太陽熱を反射する遮熱機能などになります。
下塗り塗料は現在の外壁色が目立たなく隠せるものも存在します。
濃い色から淡い色に変える場合、元々の外壁下地の色が透けてしまい思った色にならないことも少なくありません。
そんな時には白色の下塗り塗料をたっぷりと塗って、少しでも下地の色を隠すことできれいな仕上がりにすることができます。
シーラーは密着効果があるだけではなく、傷んだ下地に塗料が吸い込まれるのを防いでくれます。
シーラーは大きく分けて水性タイプと油性タイプがあります。
その中でも水性タイプが最も普及しています。
特徴として水性なので臭いが少ないことです。
劣化が比較的少ない場合に水性タイプを使用します。
一方、溶剤タイプのシーラーは劣化が激しい下地に使用されることが多いです。
臭いがきついですが吸い込み防止効果が高く、水性に比べて乾燥時間も比較的短いのが特徴になります。
シーラーはサラサラした液体になりますが、フィラーは比較的ドロドロとした材質の下塗り材になります。
フィラーは基本的に凹凸があるモルタル外壁などに使用されることが多く、凹凸の下地を平滑にしたり、外壁に発生した細かなひび割れ隠したりする役割があります。
フェラーはシーラーに比べて厚く塗料を塗る必要があるので通常の2~3倍厚く塗装することができる砂骨ローラーを使用します。
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