宜しくお願いします。
今回は鉄筋コンクリートの外壁塗装について一緒に見ていきましょう。
鉄筋コンクリートは現在、あらゆる建築物に使用されています。
鉄筋コンクリートでできている建物は鉄筋コンクリート造と呼ばれています。
鉄筋コンクリート造の建物は鉄筋とコンクリートを組み合わせているので、耐久性の高さとデザイン性にも優れており、デザイナーハウスの内装や外観にも取り入れられています。
鉄筋コンクリートは非常に合理的な素材で鉄筋とコンクリートという異なる素材が欠点と利点を補っています。
また、鉄筋コンクリートを外壁に使用することにより、高い耐久性を保つことができます。
主に高層ビルや集合住宅など大型建築物に適した素材です。
【メリット】
①耐久性が高い
②遮音性が高い
③耐震性が高い
④耐火性が高い
【デメリット】
①ヒビが入りやすい
②シミが表面に広がりやすい
③補修費用がかかる
①コンクリートの中性化
本来、コンクリートはアルカリ性ですが、空気に触れることで徐々に酸性に近づいていきます。
コンクリートが中性化することでコンクリート自体は耐久性が落ちませんが、コンクリート内部の鉄筋が酸性化すると剥がれや爆裂の劣化症状を引き起こしてしまいます。
②カビコケの発生
コンクリートはアルカリ性ですが、水分を吸収してもカビコケがすぐには発生しません。
ですが、日当たりが悪い面はコンクリートが中性化してしまい、カビコケが繁殖しやすくなります。
重症になるとコンクリートが緑色や黒に変色し、水洗いしても落ちなくなります。
③シミや黒ずみ
コンクリートの表面は一般的にクリヤー塗装されていることが多いです。
コンクリートにシミや黒ずみが出てきた場合、クリヤー塗料の耐久性が失なわれています。
④ひび割れ
コンクリート内部の水分が溶けたり凍ったりすることを繰り返すことで、コンクリートが徐々に耐久性を落としていきます。
特に凍害や地震などでコンクリート表面にひび割れが発生します。
⑤鉄筋のサビ
コンクリートの表面がひび割れすることにより、雨水や湿気が内部に入りこんだりすると内部の鉄筋が錆びてしまいます。
錆びた鉄筋が内部で膨張して表層を押し上げてモルタル層の浮きや爆裂が発生しひどい場合、鉄筋が表面に露出してしまい建物の強度を落としてしまいます。
①撥水剤
打ちっぱなしのコンクリート仕上げの外壁には撥水性が高い無色の撥水剤で仕上げられることがあります。
しかし、撥水剤だけでは耐久性が長持ちしません。
約5~7年後に再塗装が必要です。
②クリヤー塗料
撥水剤の上から保護効果の高い透明のクリヤー塗料で塗装することで耐久性を高めることが可能です。
現在は撥水剤とクリヤー塗料の効果を併せ持つハイブリット塗料もありますので長期的な保護を目的にしている場合、クリヤーのハイブリット塗料がおすすめです。
③光触媒塗料
光触媒塗料は紫外線に当たることで活性酸素を作り出す酸化チタンを主成分とする塗料になります。
壁との相性が難しい塗料ですが塗装することにより、紫外線が当たると分解された汚れが流れていくので、水洗いしなくても外壁表面に汚れが溜まりにくくなります。
④弾性塗料
弾性塗料はその名の通り、ゴムのような伸縮性を持つ塗料になります。
コンクリート表面に弾性塗料を塗装することで塗料がひび割れに入り込んで補修効果が得られたり、塗装後にひび割れが発生しそうになっても塗膜が追従してひび割れを防いでくれます。
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