こんにちは。奈良の香芝市で外壁塗装・屋根塗装を行っております株式会社ヨネヤweb担当の藤本です。宜しくお願い致します。
外壁塗装 モルタル外壁の基礎知識についてですが、モルタル外壁の特徴、モルタル外壁の種類、外壁塗装(下地補修)が必要な劣化症状、モルタル外壁の下地補修、モルタル外壁サッシ周りのコーキングについて書きました。
現在の新築のお家はサイディングの外壁が多いですが、一方モルタルの外壁も人気があり、奈良でも結構見られます。そこで今回はモルタル外壁の基礎知識についてご紹介します。
モルタル外壁ですが、セメントと砂(細骨材)を水で練り混ぜて作る外壁です。
モルタル自体は美顔性が低く防水性能も低いため、モルタル表面に塗装を行って防水性を持たせています。
ですのでモルタル外壁の定期的なメンテナンス(外壁塗装)は非常に重要になります。
モルタル外壁のメリットとデメリットをまとめました。
【メリット】
①意匠性に優れている
②質感が良く味わい深い仕上がりを演出できる
③金属サイディングよりも断熱性・雨音の遮音性に優れている
現在主流になっているサイディングボードですが、決まったデザインのボードを組みつけていきますので仕上がりの状態が限られていますが、モルタル外壁は現場で職人が塗装材を塗って施工していきますので、好みに合わせたデザイン・仕上がりを選択することが可能です。
【デメリット】
①工程が複雑で現場で仕上げるので工期が長い
②ひび割れが発生しやすい
③主原料がセメントのため、水に弱い(防水性が低い)
モルタル外壁はひび割れが発生しやすいということ、水に弱いという二点のデメリットがあります。
建物の劣化や地震などの自然災害などでひび割れは必ず発生してしまいます。このようなひび割れから水が浸入してしまいますのでメンテナンスを行う必要性があります。
モルタル外壁の劣化症状をそのままにしてしまうと雨漏りの危険性が高まります
モルタル外壁は主原料がセメントですので外壁自体の防水性が低いというデメリットがあります。そのため、外壁部のひび割れや剥がれなど発生していますと外壁自体に雨水が侵入してしまうと建物の構造体となります木材や断熱材が腐食してしまったり、シミやカビが発生してしまいます。
もし外壁のひび割れや剥がれを発見された場合、下地補修を行って、その上から外壁塗装工事を行うことをおすすめします。
(1)チョーキング
外壁を手で触った時に白い粉状のものが付着する状態です。塗膜表面の樹脂が紫外線や雨水により劣化し分解されることによって発生します。
防水機能が低下しているサインですので塗装が必要になります。
(2)ヘアークラック
幅0.3㎜以下で深さが4㎜以下のひび割れになります。建物の構造の木部の腐食や内部の鉄筋がさびてしまうなどの心配はありませんので、早急に処置する必要はありませんが塗装する際には補修工事が必要になります。
(3)構造クラック
幅0.3㎜以上、深さ4㎜以上のひび割れです。この構造クラックから雨水が侵入して建物内部の腐食や鉄筋のさびが発生するため補修が必要になります。
(4)浮き・剥がれ
塗装の付着力が低下し塗装が下地から浮き上がり剥がれている状態です。
浮きや剥がれまで進行してしまいますと外壁を保護する機能がなくなっている状態です。
【構造クラックの補修方法】
(1)クラック部分のカット
モルタル外壁のひび割れ部分を専用の機材でカットした断面がV字になるようにカットします。
ひび割れの中はガタついていますので、補修材がまんべんに行き渡らず外壁が破損してしまう可能性があります。そのような状態にならないようカットの幅や深さ10㎝程度確保します。
(2)コーキングプライマー・コーキングの塗布
ひび割れ部分が乾燥しほこりなどを清掃後に使用するコーキングのプライマーを塗布します。
コーキングの充填は外壁より少し低く充填します。充填後はヘラで表面を平らにします。
(3)防水モルタルの塗布
コーキングに接着剤を塗布してから既存の外壁の高さに合わせてから防水モルタルを塗布していきます。
(4)塗装を行う
ひび割れ補修のところに塗装を行います。部分補修を行われた場合、補修を行っていない部分との色の誤差が生じますので外壁全体の塗装をおすすめします。
【外壁の剥がれや浮きの補修方法】
(1)剥がれている塗膜を除去をする
剥がれている塗膜の部分にケレン用のヘラや研磨紙などを使用し塗膜を除去していきます。その際は入念に取り除きます。下地が剥がれいるところと剥がれていないところの取り合いは特に入念に取り除き、境目の剥がれが再発しないように作業を行います。
(2)高圧洗浄
既存塗膜がきれいになった状態で高圧洗浄で汚れなどを落とします。
(3)パターン(模様合わせ)
塗膜が剥がれた部分は一段低く平らな状態になっています。塗膜の剥がれた部分が目立たないように下塗り材を使用して塗装を行います。
(4)下塗り材の塗布
高圧洗浄後、乾燥を行いパターン合わせを行った後、モルタルやコンクリート外壁にフィラーと呼ばれる下塗り材の塗布します。
(5)塗装
下塗り材が乾燥後に中塗り、上塗りを行います。外壁の剥がれた場所以外にも外壁全体を塗装することで綺麗な仕上がりになります。
外壁のひび割れや剥がれの下地補修についてご紹介しましたが、部分補修ではなく、このような劣化が発生した場合は外壁全体の塗装をおすすめします。
①モルタル構造の住宅の外壁を塗り替える際は元々、サッシ周りにコーキングがされてない場合、基本的にコーキングを充填する必要はありません。
②ハウスメーカーやビルダーの設計ですでにコーキングが充填している場合、打ち替えや最充填が必要なケースもあります。
③モルタル構造の住宅でサッシとモルタル外壁の隙間が広くなって雨漏りしそうな場合はコーキングの充填が必要です。
奈良で外壁塗装・屋根塗装をご検討の際はお気軽にヨネヤまでお問い合わせください!!
スタッフ一同お待ちしております!!