屋根のカバー工法とは、既存の屋根がカラーベストの建物に適した工法となります。
理由として、まず既存のカラーベストの捲り作業や撤去が必要ないため、
捲り、撤去、処理費用がかからないため工事のコストを抑えることが出来、既存のカラーベストの上から防水ルーフィングシートを貼り、カラーベストと見た目は似ていますが、材質はガルバニウム鋼板(アルミニウムと亜鉛等から成る鋼板)という錆に強く、デザイン性に優れ、非常に耐久性が高い鋼板を葺いていきます。
また薄く、非常に軽量であり、耐震性への影響が及びにくく、ガルバニウム鋼板の裏地に断熱材が取付けているため、断熱性、遮熱性、防音性をも向上させることが出来るのです。
ニチハHPより
「耐震性」
非常に薄く軽い為、粘土瓦と比較すると耐震性能が30%アップします。
「断熱性」
高い断熱性により、夏は涼しく、冬は暖かく、1年を通して快適な生活環境となります。
「防音性」
高い防音性のため、雨音を軽減することが出来ます。
「遮熱性」
太陽光に含まれる熱エネルギーに変換されやすい赤外線を反射することで
日射による鋼板(屋根)温度の上昇を抑制して、建物内に熱が侵入するのを防ぎます。
上記で説明させて頂きましたが、もう少しわかりやすく、
カバー工法のメリットとデメリットを紹介させていただきます。
まずはメリット
*工事費用を抑えることが出来ます。
屋根の葺き替え工事では、屋根材を撤去する人件費や廃材処理費などが掛かってきますが、カバー工法は既存の屋根の上に金属屋根を重ね張りするため、人件費は葺き替え工事よりも少なく、また廃材処理費がかからないので、費用を抑えることが出来るのです。
*屋根の耐久性が向上する
金属屋根の裏面にある断熱材が、防音性を高めて、断熱性を向上させてくれます。
それに加え、屋根が二重になるため、防音性、防水性がさらに向上します。
(※製品によっては、断熱性がないものもございますので、ご注意ください)
*工期が短くなる
古い屋根材の撤去や、養生をする必要が無いため、通常の工事日数よりも
2~4日短縮されます。葺き替え工事の約半分の日数でリフォームが可能に。
そして気になるのが、カバー工法のデメリットです。
デメリットは、1つ。屋根が元よりも少し重くなります。
既存の屋根に金属屋根を重ねる為、当然ですが少し重くなってしまいます。
しかし、軽量金属屋根材によるカバー工法であれば、屋根の重さをそれほど心配することはありません。
弊社では、薄くて軽量、また断熱性、遮熱性、防音性に優れた、
お家に合う屋根材をお客様にご提供させて頂いております。
安心して、ご相談頂ければと思います。
屋根カバー工法 | 2018/04/04