今回は以前紹介させて頂きました、大阪府守口市の工場の防水工事をご紹介させて頂きます。
構造は鉄骨、4階建ての大きな工場です。
3.4階、屋上の防水部に関しては、以前の施工からの年数的な経年の劣化が確認されましたが
経年劣化だけでなく、旧塗膜と既存の塗膜の種類の違いにより硬度が違うために
色褪せや雨染み、浮き、割れ、捲れが多く確認されました。
これにより、外部からの必要以上の湿気や雨水が侵入しやすい状況が推察され、
また、各手すりや配管からの錆が流出し、床材の痛みにリンクしている状況でした。
3F.4F部の屋上防水は既存の床上から施工が可能な機械固定式工法、
細部はエクセルテックス塗膜防水で施工させていただきました。
機械固定式工法とは何ぞや。と思われる方も多くおられるかと思いますので、
防水工事について少しお話させていただきます。
塩ビシート防水の施工方法には、「接着工法」と「機械的固定工法」の2種類があり、
「接着工法」とは下地に接着剤を塗布して防水シートを張りつける工法です。
シートが下地に全面接着される事で、耐風圧性に優れています。
機械的固定工法に比べ、下地の乾燥など下地条件に注意が必要です。
「機械固定式工法」とは固定ディスクを使用して防水シートを屋根下地に固定する工法です。
下地の影響を受けにくく、改修工事の場合などは下地処理が最低限で済み、工期短縮をはかる事ができ、お客様の人件費負担を軽減することができます。
また、機械固定工法には、UD工法(先打ち)とUS工法(後打ち)の2種類があり
UD工法(先打ち)は、ディスクを先に固定し、防水シートと接合するため、完成後の意匠性に優れており、
US工法(後打ち)は、耐風圧性能に非常に信頼がおけ、高層階や沿岸の建物に対応しています。
どちらの工法もメリットがありますが、今回はUD工法での施工を行いました。
施工中の様子です。
流出した錆の付着や、色褪せ、雨染み、割れ、捲れはしっかり改善され、キレイに生まれ変わりました。
工事中は屋上への立ち入りが出来なかった為、従業員の皆様には大変ご不便をおかけしましたが、
生まれ変わった屋上で、気持ちよく息抜きをして頂ければ幸いです。
この度は、ヨネヤにお任せ頂きまして誠にありがとうございました。
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