ブログ:サイディング外壁材の種類・メンテナンス目安

昨今、最も主流で使われている外壁材は、窯業系サイディングだと思います。
当社でもこれが一番多いでしょう。

今回はサイディングの種類についてお話しておきたいと思います。

サイディングには、窯業系・樹脂系・金属系・木質系の種類があります。
材質によって、メンテナンス方法やメンテナンス時期が異なっています。

●窯業系サイディング

セメント質と繊維質を主な原料とし、ボード状に形成した素材。
デザインや色が豊富で、近年最も主流に使われている外壁材です。
ボードの繋ぎ目に使われているシーリングは、ボードより先に劣化し補修工事が必要です。
コーキング工事は、外壁の塗り替えと同時に行う場合が多くなります。

<メンテナンス時期>
7年~13年

●樹脂系サイディング

塩化ビニル樹脂が原料で、弾力性や耐久性や耐候性にも優れています。
長時間使用しても色落ちや劣化の心配がありません。 北米で主流の外壁材ですが、
知名度やデザインの少なさから日本では多くは利用されていないでしょう。
又、シーリング材を使わず、定期的な塗装も不要で、メンテナンスフリーとされています。

<メンテナンス時期>
10年~20年

●金属系サイディング

スチールやアルミニウムなどの、金属鋼板を成形し加工した素材です。
断熱性・防火性に優れ、軽量なのが特徴です。窯業系サイディングと同様に、デザインや種類が豊富です。
美観を保つためには、年に一度柔らかいスポンジなどで水洗いが必要となります。
立地環境・塗料にもよりますが、塗膜が劣化する10~15年ごとに塗装のメンテナンスが必要です。

<メンテナンス時期>
10年~15年

●木質系サイディング

天然の木などに塗装を施した外壁材です。木の風合いが良く、断熱性にも優れているのが特徴です。
木という性質上、防火性に劣るため、消防法で防火指定のある地域などには使用できませんので注意が必要です。
塗膜の劣化を放っておくと素地である木を傷めて、腐食してしまいます。早めの塗装で、木の風合いを長時間維持することが大切です。

<メンテナンス時期>
一般的に10年前後

※メンテナンスの時期は、あくまでも目安としてお考えください。
 立地条件・環境によっても大きく変わりますので、実際には外壁の状態や症状を見て判断することが重要です。

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ブログ | 2017/03/15

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