☆外壁塗装用語説明<タスペーサー>☆
さまざまな経路から屋根裏には水が入りますが、これらの水が逃れられる隙間が屋根材と屋根材の間には必要となります。しかし屋根塗装をすると、塗料により屋根材間の隙間が埋められてしまいます。水の逃げ道がなくなりこのままでは屋根を傷めたり、雨漏りする原因となってしまいます。そこで塗装後に塗料でくっついてしまった屋根材間の「隙間を回復する処置」をとります。この処置を「縁切り」といいます。
従来は屋根材間の塗膜を「カッター」を用いて切っていましたが最近では「タスペーサー」という器具を差し込むことによって「縁切り」することが一般的となってまいりました。
タスペーサーのメリットは
- ・適度で確実な通気性の確保が可能。
- ・屋根材の破損がなくなった。
- ・塗膜面が傷つかず、汚れない。
- ・作業時間も大幅短縮
とたくさんあります。従来からの「縁切り」は適度な通気性を確保し、屋根材の腐朽を予防する目的には変わりありませんが、タスペーサー工法と比べると、
- ・塗装後の工事になるので、せっかく塗った塗膜が剥がれてしまう。
- ・屋根材のコグチ部の破損が多く仕上がり面に足跡をつけてしまう。
- ・塗装完了後、翌日の縁切りでは再び上下が密着してしまうことがある。
- ・作業に要する時間がかかる。
などデメリットが目立ってしまいます。ですのでヨネヤでは「タスペーサー工法」をおすすめしております。
スタッフブログ | 2015/05/18