ひび割れに強い弾性塗料
奈良県の香芝市・葛城市・北葛城郡・橿原市・田原本町・天理市・桜井市のみなさん、こんにちは!
宜しくお願いします。
おうちの新築、外壁の塗り替えから数年…
外壁のひび割れや汚れが目立つように…
外壁の塗り替えを検討しているけれども、ひび割れに強い塗料はないのかな?
そんな方には、弾性塗料がオススメですよ。
今回は、この弾性塗料のメリット、デメリットについて詳しくお伝えいたします。
目次
1.弾性塗料とは?
そもそも弾性塗料とはどのような塗料なのか?
簡潔に言い表しますと、「伸縮性が高く、ひび割れに強い。また、防水性が高い塗料」です。
では、特徴を詳しくお伝えしますね。
1-1.ひび割れに強い
弾性塗料は、他の塗料よりも伸縮性が高いので、下地のひび割れに対応することができる塗料です。
この強い伸縮性により、下地にひび割れが起こった場合でも、他の塗料と比べ、ひび割れしにくくなります。
反対に伸縮性がない塗料を使った場合、下地にひびがはいると、塗膜にまでひびが起こり、雨水などの侵入を許してしまい、外壁のひび割れにつながります。
1-2.塗料の硬さは?
一般に塗料の硬さは、硬質、微弾性、弾性の3種類ございます。
このうち、硬質塗料というものが一般的になります。
硬質塗料は、塗り終わった後、塗料の膜が強固にかたまります。
ということは、硬質塗料は、外壁に衝撃が加わった際、衝撃を受け止めきれず、ひび割れに繋がりやすくなるのです。
ここで、ひび割れに強い弾性塗料とは、伸び率が20℃で120%以上の塗料の総称です。
微弾性は、硬質塗料と弾性塗料の中間となります。
2.弾性塗料のメリット
では、弾性塗料のメリットについて詳しく見ていきましょう。
2-1.ひび割れに強い
耳にタコが出来るほど聞いたよ~という方もいらっしゃるとは思いますが、再度言わせてください。
弾性塗料はひび割れに強いのです。
下地にひび割れが起きてしまっても、弾性塗料が上に塗られていると、表面が割れにくくなります。
2-2.高い防水性
弾性塗料は、塗料の膜が水を通しにくくなっており、水が内部に入り込みにくくなっています。
雨が多く、梅雨の時期はじとじと、湿度も高い日本では適した塗料ですよ。
また、透湿性も高い塗料を使えば、外からの水の侵入を防ぎつつも、内部の湿気も逃がしてくれるので、内部に結露が発生しにくくなります。
結露が原因のカビも防げるのは一石二鳥ですよね。
2-3.モルタルの塗装には弾性塗料
モルタルの外壁はひび割れを起こしやすくなるため、弾性塗料を使用することが多く見られます。
モルタル外壁は、ひび割れが起きやすいのですが、弾性塗料によって塗料の膜を作ってあげることで、壁の割れ目から侵入する雨水等の侵入を防ぎます。
3.弾性塗料のデメリット
魅力たっぷりの弾性塗料ですがデメリットもございます。
詳しく見ていきましょう。
3-1.通気性がない
弾性塗料は水の侵入を防ぎ、ひび割れの強いというメリットの一方、塗膜が膨れやすくなります。
特にサイディングという種類の外壁材を使うと、膨らみが起きやすくなります。
膨らみが起こるとどうなるのか。
もし膨らみが起こってしまうと、壁から塗料が剥がれやすくなります。
結果、その部分から劣化が進んでしまうのです。
3-2.費用が高額になることも…
弾性塗料は、他の塗料に比べ、費用がかかる場合もございます。
費用と耐久性のバランスを考え、業者と相談し、目的にあったものをチョイスすると良いでしょう。
3-3.サイディングとの相性
モルタルとの相性が良い一方、サイディングという外壁材には、あまり相性がよくありません。
サイディングには断熱材がはいっていることが多く、熱を帯びやすい外壁材です。
そのため、こちらに弾性塗料を使用すると、劣化が起きやすくなります。
また、サイディングはもともとひび割れが起きやすいもののため、この場合は、弾性塗料以外の塗料のチョイスがベターです。
4.弾性塗料の塗り方による機能の違い
弾性塗料は、その塗り方によって、機能性に違いがでてきます。
みなさんの目的にあったものを、選択してくださいね。
4-1.複層弾性塗料仕上げ
複層弾性塗料仕上げの工程は、下塗り⇒中塗り×2(弾性塗料)⇒上塗り×2~3という工程です。
塗料の塗り重ね回数が多いので、費用は掛かりますが、耐久性は高くなります。
ベランダや屋上等の防水工事でよく使われます。
高い弾力性、防水性をお望みの方はこちらをオススメ致します。
4-2.単層弾性塗料仕上げ
単層弾性仕上げの工程は、下塗り⇒上塗り×2~3(弾性塗料)
こちらは、戸建て住宅の塗り替えでよく使われます。
防水性も欲しいけれど、費用は押さえたいという方におすすめです。
4-3.微弾性+上塗り塗料仕上げ
こちらは、下塗り(微弾性塗料)⇒中塗り⇒上塗りという工程の流れです。
微弾性塗料を使用しているため、弾性塗料使用時と比べると、メンテナンスの頻度が高くなる傾向になります。
5.セルフ塗装は可能?
弾性塗料を使用して、自分で外壁塗装をすることは可能なのか。
結論をいうと可能ですが、注意が必要です。
5-1.知識と道具が必要
弾性塗料を使用しての塗装は、塗料自体はホームセンタなどで購入が可能なため、知識と道具があれば、可能です。
ですが、塗料自身の使用方法や塗布方法、道具の選び方やメンテナンス等の膨大な知識と道具が必要です。
また、塗装に失敗してしまうと、塗膜をすべて剥がして工事を最初から行わないといけなくなるという可能性も…
そうなると、コストもかかってしまい、タイムロスにもなりますよね。
こういった事態を防ぐためにも、セルフでの塗装は、塗装の腕にかなり自信をお持ちの方でなければ、業者に依頼したほうがベターです。
6.業者選びの注意点
では、弾性塗料を使用した塗装の依頼をする業者はどのようにチョイスすればよいのでしょうか?
ぜひ気をつけて頂きたいことがございます。それは…
悪徳業者に注意してください。
特に、いきなりご自宅に訪問し、「すぐに工事が必要ですよ」などと言ってくる訪問業者は要注意です。
外壁塗装は安いお金ではないため、このような悪徳業者に騙されないよう、検討中の塗装業者のHPや口コミ、施工実績などの情報を集め、比較検討することが大切です。
7.まとめ
いかがでしたか?
伸縮性や柔軟性のある、ひび割れに強い弾性塗料の魅力はお分かりいただけたでしょうか。
塗料には、種類によって異なる性質を持ち、異なるメリット・デメリットがございますので、目的に合った選択ができるよう、信頼できる業者とともに検討してくださいね。
奈良で外壁塗装・屋根塗装をご検討の際はお気軽にヨネヤまでお問い合わせください!!
スタッフ一同お待ちしております!!