塗料の希釈について
奈良県の香芝市・葛城市・北葛城郡・大和高田市・生駒郡のみなさん、こんにちは!
宜しくお願いします。
今回は塗装を行う時の塗料に対して行う希釈について一緒に見ていきましょぅ。
目次
1.塗料の希釈について
希釈とは水やシンナーを塗料の原液に混ぜて粘度を低くして塗装しやすくすることです。
2.塗料を希釈する目的
ほとんど原液のままの塗料で塗装することはありません。
なぜ塗料は希釈を行い粘度の調整を行う必要があるのかなど、ここではその理由をご説明します。
2-1塗りやすくするため
塗料は原液のままだと粘度が高いので塗装をそのままで行おうとすると非常に塗装しづらくなります。
塗装時に滑りが悪くなってしまうので最終的にシワやムラが発生してしまい綺麗に仕上げられません。
粘度が高くなりすぎることで作業性が低下してしまいますが希釈を行うことで塗装しやすくなります。
2-2気温や湿度の変化に対応
外部の気温や湿度の変化により塗料の粘度も変わります。
塗料の原液を外部の温度や湿度に合わせて希釈率を調整することによって環境に適した粘度にして塗装しやすくすることができます。
3.塗料の希釈率とは
稀釈率とは塗料を希釈する割合のことです。
製造メーカーが定める希釈率を守ることで適切な塗装ができます。
現在、外壁などで主に使用されている水性塗料の場合は水で稀釈して調整します。
屋根などで使用することが多い油性塗料に関してはシンナーで希釈を行い調整します。
3-1希釈率の確認方法
塗料の希釈率は商品によっても異なるので一律ではありません。
また、各塗料の希釈率は商品の塗装缶や塗料メーカーのサイトやパンフレットなどに書かれています。
3-2なぜ塗料の希釈率に幅があるのか
塗料は温度や湿度の変化によって伸びやすかったり、伸びにくかったりします。
塗装する際の状況に対応して塗料の希釈率を変更する必要があります。
そのため知識と経験値がある業者は塗り試しで確認を行いながら希釈率を判断する職人もいます。
4.塗料の希釈率を守らないとどうなる
塗料の粘度を調整する大切な役割がある希釈ですが、各塗料メーカーが定めている希釈率を厳守しなかった場合、どのようなことが起こるのか。
4-1耐久年数が落ちる
希釈率を無視してシャバシャバで塗装を行ってしまうと塗りムラなどが発生し、耐用年数が落ちてしまいます。
本来持つ年数の耐用年数になる前に塗料の色褪せや剥がれが発生してしまうので最終的に塗り直しが必要になり、余計なコストがかかってしまいます。
4-2塗料が持つ効果を発揮しない
光触媒や遮熱塗料などは特殊な性能を発揮するために作られている塗料になりますが、そのような塗料は塗り方が厳密に決められていることが多いです。
このような技術を必要とする塗装を行う場合は希釈率を誤ると本来持つ塗料の性能が発揮できません。
4-3施工不良が発生
希釈率を無視して塗装を行ってしまうとしっかり原液と希釈剤が混ざらないため、塗装しにくくなったり乾燥不良などが発生する原因となります。
5.塗料の希釈率を守らない業者が存在する
悪意徳業者に塗装を依頼してしまうと稀釈率を守らないケースが多くあります。
希釈率を守らないのにはどのような目的があるのか一緒に見ていきましょう。
5-1希釈率を守らない悪質な業者
塗料にはメーカーから指定された希釈率が存在します。
塗装のことを熟知している塗装専門店などはしっかりと希釈率を守り作業を行いますが、悪徳業者などは希釈率を無視して多く稀釈剤を投入して塗料をシャバシャバにします。
希釈剤ですが水性塗料は水を使用し、油性塗料はシンナーを使用します。
塗料缶に比べて希釈剤は安価なので希釈剤で塗料を薄めることで材料費を浮かせています。
このような被害を防ぐためには事前に依頼主様も希釈率に関する部分を把握しておくことが重要です。
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