外壁塗装の浮きや剥がれの原因
奈良県の香芝市・葛城市・北葛城郡・大和高田市・生駒郡のみなさん、こんにちは!
宜しくお願いします。
今回は外壁塗装の浮きや剥がれの原因について一緒に見ていきましょう。
目次
1.数年で塗装剥がれや浮きが発生する原因
外壁塗装工事を数年前に行ったばかりなのに、塗装が剥がれてきたり、浮いてくるなど塗料の塗膜が剥がれてしまったりということがあります。
塗装剥がれや浮きは外壁と塗料の密着がしっかりできておらず、乾燥後の塗料が外壁から浮いてしまい剥がる症状であり、本来、塗装業者が行わないといけないことしっかりと行わなかった可能性があり、施工不良の場合が多いです。
ここでは、塗装の塗膜の剥がれや浮きがどのようにして発生するのかなど原因を書きました。
塗装剥がれや浮きが発生する主な原因は経年劣化ではなく、施工不良が原因で起こっているものがほとんどなので、その主な原因となる施工不良について見ていきたいと思います。
原因1:外壁の洗浄不足
外壁塗装の施工に際しては塗装前に必ず高圧洗浄を行い、外壁に付いている汚れなどを落とします。
外壁に汚れが付着したまま塗装を行うと外壁と下塗り塗料の間にホコリやゴミなどが付着したままなので塗装後に剥がれやすくなります。
高圧洗浄が十分でなかったために不具合につながったり、塗装業者が少しでも工程を短くするために高圧洗浄を省き手抜き工事を行うと結果的に塗膜の剥がれが発生します。
<予防策>
外壁の高圧洗浄時に立ち会うことで手抜き工事を防ぐことができます。
立ち会いが難しい場合は事前の契約時に洗浄前の画像と洗浄後の画像を撮ってもらってください。
洗浄をしっかりと行ったことの証拠を残しておいてもらいましょう。
依頼した際、嫌がる塗装業者がいれば、そことの契約を見送るべきです。
原因2:塗料の下塗り不足
外壁塗装の施工は下塗り、中塗り、上塗りと計3回塗りが基本です。
中塗りと上塗りの主な役割は外壁の美観機能と雨風や紫外線から劣化を防ぐ防水保護機能になります。
一方、下塗りの役割としては外壁自体の下地と塗装を密着させることで下塗りは接着剤代わりになります。
仮に下塗り塗料が不十分だと密着不良が起きてしまい、最終的に塗装が剥がれてしまいます。
また、メーカーの規定量の下塗りを行った場合にも塗装の剥がれが起こることもあります。
塗装の劣化状態は地域の環境やお家の状況により違うため、建物の劣化が著しい時は予想以上に塗料を吸い込むので、基準以上の塗料が必要です。
劣化が進行している場合は基準塗布量の倍近く塗料が必要になることもあります。
<予防策>
手抜きがある場合は実際の塗装作業中に不具合が発生することが多いので、念には念を入れて、下塗り・中塗り・上塗りとそれぞれ証拠の写真を撮ってもらうように事前に交渉しておいてください。
原因3:塗料の乾燥不足
外壁を塗装する際、ほとんどが水性塗料で行われます。
水が半分以上できている水性塗料は最終的に水が蒸発して残った樹脂が塗膜をつくります。
完全に塗膜が乾燥する前に次工程の塗装を行った場合、例えば十分に中塗りが乾く前に上塗りを行うと、半乾きの中塗りの状態で上塗り塗料の水分が付着しますので塗膜の形成不良が発生します。
塗料の乾燥が不足することにより、塗膜の形成不良が発生して塗装剥がれの原因となりますので、メーカーの仕様に従い、各工程、完全に塗膜を乾燥させることが大切です。
<予防策>
塗料の乾燥は外壁塗装にとって大切な工程のひとつです。
一度、外壁塗装のスケジュールか工程表をもらい、きちんと乾燥時間が設けられているか確認しましょう。
原因4:塗料の稀釈が不適切
外壁塗装用の塗料は適切な量と塗装の方法が決められており、塗料と混ぜる水やシンナーなどの量もきっちりと決められています。
メーカーが指定している稀釈率を無視して多めに水やシンナーを混ぜてしまうと、塗膜が薄く弱くなり塗装が剥がれやすくなります。
手抜きを行う業者はメーカーが定めた比率を無視して水やシンナーを塗料と混ぜるため、しっかりと混ざらずに色ムラが発生して塗装剥がれが発生します。
また、悪徳な業者は水やシンナーを必要以上に混ぜて塗料が少ない状態で面積を多く塗ることをします。
<予防策>
塗料の稀釈が不適切であった場合、外壁塗装のプロであったとしても判別は難しいです。
そのため、信頼できる優良業者を最初から選ぶことで防げます。
原因5:見積り通りの塗料を使用していない
悪徳業者の場合、ご自身へ見せた見積りで使用する塗料よりもグレードの低い塗料で塗装を行うこともあります。
10年前後持つシリコン系塗料を頼んだのに実際に使用したのはグレードの低いウレタンやアクリルなどの塗料が使用されている場合があります。
<予防策>
最初から優良業者を選んでおくことが重要です。
また、工事が始まった時に頼んだ塗料なのか確認してみてください。
原因6:品質保証が不確かな業者のオリジナル塗料
外壁塗装で使われている塗料を作るには莫大な費用がかかりますので、大手の塗料メーカーでないと正直、塗料の開発は難しいです。
悪徳な業者は自社オリジナルという付加価値をつけて必要以上に高い金額で売りつけてくる場合もあります。
<予防策>
すべてのオリジナル塗料が悪いわけではないですが、危険度はメーカー品よりも格段に高いです。
外壁塗装を安心して行うためにはオリジナル塗料は避けるのがおすすめです。
原因7:塗装が雨の中行われた
外壁塗装の工程では洗浄をしたり塗装を行うので、1回の塗装ごとに乾燥を十分させてから次の塗装に進めるルールがあります。
しかし、工期を短く済まそうとして塗装工事を雨の日でも行う悪質な業者も存在し、十分乾燥していないまま塗装が行われるため、塗装剥がれがすぐに起こる場合もあります。
<予防策>
雨が降ったら作業を中止する。
十分乾燥させてから作業を行う。
このような基本を守れる優良業者を選ぶことが大切です。
奈良で外壁塗装・屋根塗装をご検討の際はお気軽にヨネヤまでお問い合わせください!!
スタッフ一同お待ちしております!!