外壁塗装の4回塗りについて
奈良県の香芝市のみなさん、こんにちは!
本日も宜しくお願い致します。
外壁塗装の4回塗りについてですが、外壁塗装の4回塗りは必要なのか、外壁塗装はなぜ3回塗りが基本なのか、外壁塗装は目的がなく塗り回数を増やしても意味がない、外壁がどういう状態だったら4回塗りが必要について書きました。
今回は外壁塗装の塗り回数についての記事になります。
基本3回塗りになりますが、どういう状態であれば4回塗りが必要なのかなど一緒に見ていきましょう。
外壁塗装の4回塗りは必要なのか
外壁塗装は専用塗料を外壁に塗る工事ですので塗料の塗り回数がとても大事です。
外壁塗装を行うことにより、塗料の薄い膜が外壁に形成されてこの塗膜が毎日紫外線・雨水・ホコリなど自然環境が発生させるダメージから建物の外壁を守る役割をしてくれます。
塗膜があることにより、直接外壁材はダメージを受けず、寿命を長く保たせてくれます。
塗膜は基本的に3回の塗装で塗膜を形成するのが基本です。
ですが、塗り回数を4回や5回塗りの塗り回数で提案をする塗装業者も中には存在します。
ですが、塗り回数を増やすほど本当に効果が出るのでしょうか?
塗り回数を増やしたら効果がその分高まると思われがちですが、実際はそう簡単なものではないので塗り回数にとらわれず、失敗しないようにこの記事を見ていければ幸いです。
参照元https://sotokabe.net/archives/196
外壁塗装は目的がなく塗り回数を増やしても意味がない
外壁塗装というのは3回塗りが基本ですが、それよりも回数を多く塗装してもらうことで、良い外壁塗装になるのでは?と思われる方がほとんどですが、そう簡単なことではありません。
塗り回数を増やすと以下3つのことが発生します。
①通常よりも使用する塗料が多くなる
②工程が増える分、職人の作業時間と人件費も増える
③塗り回数が増える分、工期が通常より遅くなる
まずはこの3つの事実を覚えておいてください。
【通常より使用する塗料が多くなる】
塗料は外壁塗装を行う時に必ず用意しないといけないものになりますが、塗料ごとに外壁に塗る量が決まっています。
一般塗料を例に挙げますと1缶(約15㎏)88~136㎡の面積を塗装できます。
逆に言えば1缶分で136㎡以上塗ってはいけないということです。
1回分塗り回数を増やすということは1回分プラスで決められた塗料を用意しないといけないので、その分費用がかかってきます。
塗料は決まった量で決まった面積しか塗装できませんので3回塗りと4回塗りでは同じ金額ではできません。
もし、3回分の塗料で4回分の塗装を行おうとすると塗料と混ぜる水やシンナーの希釈を薄めるなどするため、塗料が薄くなりすぎてすぐに色褪せなどが発生します。
3回塗り以上塗装を行う場合には、その分の費用が必要になると覚えておいてください。
【工程増える分、職人の作業時間と人件費も増える】
外壁塗装で使用する塗料の金額はどの業者もそれほど大きな差はありません。
ですが、一人当たりの職人の作業賃は各業者ごとで異なります。
1回塗装回数を増やして4回塗りにした場合は作業賃が1回分加えられます。
塗装業者によっては4回塗りを3回塗りと同じ価格で提案したり、塗りが追加されたことの説明がない業者にはご注意ください。
【塗り回数が増える分、工期が通常より遅くなる】
外壁塗装というのは塗装を1回行った後、きちんと乾くまで乾燥時間が必要になります。
塗料をしっかりと乾燥させて塗膜を形成して重ねていく工事なので、塗装を1回行うことで塗料を乾燥させます。
つまり、4回塗りを行った場合は1回プラスで塗料を乾燥させる時間が必要になりますので、追加分工期が長くなります。
塗り回数を通常以上行った場合は工期が伸びるのに3回塗りと同じ工期だった
場合はご注意ください。
外壁塗装はなぜ3回塗りが基本なのか
【すでに塗料の効果や塗り回数を塗料メーカーが実証済み】
外壁塗装はお家の良い状態を保つのに約10年サイクルで行っていく建物のメンテナンスです。
しかし、約30坪のお家だと1度の塗装工事で100万前後は費用がかかりますので、10年サイクルで塗装を行うと生涯3~4回は塗装工事が必要になります。
3~4回行うと一般的に300~400万の費用が必要ですので痛い出費になってしまいます。
そのような状況が塗料メーカーも分かっているのであまりお客様方の費用をかけないように最大限塗料の効果を発揮できるように何度も塗り回数を実験したりシュミレーションを行って導き出しています。
塗り回数は以下になります。
1回目 下塗り
2回目 中塗り
3回目 上塗り
この3回塗りが基本の塗り回数であり、どの業者も守らなければいけません。
※塗料によっては2回塗りの場合もあります。
【外壁の状態によっては塗り回数を増やす必要がある】
基本的に外壁塗装は3回塗りですが、外壁の劣化状態によっては3回塗りでは足らないこともあります。
例えば、外壁の劣化が進行し塗装時に塗料が通常以上に吸い込んでしまう場合は通常より厚めに塗装することが必要になったり、塗り回数を増やすこともあります。
建物の劣化状態によって使用する塗料も変われば塗布量や塗り回数も変化することを覚えてもらえばと思います。
外壁がどういう状態だったら4回塗りが必要
①築10年以上が経過 3回塗り
そこまで外壁材の劣化が進行してなければ通常の3回塗りで可能です。
②築20年以上で初めての塗装 3回塗りか4回塗り
築20年以上で初めての塗装の場合、外壁材の劣化が進行している可能性が高いです。
外壁材の劣化が進行している場合は4回塗りを検討する必要があります。
③築20年以上が経過して2回目の塗装 3回塗り
すでに1回目の塗装を終えて塗装が2回目の場合は外壁材の劣化がそれほど進行していない状態かも知れません。
この場合は通常の3回塗りでも問題ない場合があります。
④外壁材の痛みが激しい 4回塗り
外壁材の状態が良くない場合、塗料の吸い込みが激しいので下塗り工程を2回ほど行う必要があります。
【なぜ劣化が激しい外壁材は4回塗りが必要なのか】
外壁材の劣化が激しいと塗料を吸い込みやすくなりますので、塗膜が薄くなってしまいます。
塗膜が薄くなると塗膜剥がれの原因になるため、外壁材へ一番最初に塗る下塗り塗料を2回分塗る必要も出てきます。
こういった場合は3回塗りではなく、4回塗りになります。
奈良で外壁塗装・屋根塗装をご検討の際はお気軽にヨネヤまでお問い合わせください!!
スタッフ一同お待ちしております!!