屋根材が飛ばされてしまうメカニズムについて
こんにちわ。ヨネヤ営業担当の藤本です。
今回は大事なお家の屋根材がなぜ飛ばされるのかについてのメカニズムをご紹介します。
台風など風が強い日に多く影響が発生してしまうのは、屋根に付いている「棟板金」が飛ばされてしまうケースです。
棟板金ですが、スレート(コロニアル)や金属屋根の棟にかぶさっている板金です。
棟板金は釘で固定されてますが、年数的な経年劣化により、熱膨張が起こり、釘が抜けてきてしまいます。
この釘を打ち込まないで放っておいてしまうと、棟板金が浮いてきてしまい簡単に飛ばされてしまいます。
およそ1~3mの金属片が飛んで行ってしまうので、歩行者や近隣のお家に当たってしまうと大変です。
また、強風で飛んできたものが窓に当たって窓ガラスが割れ、室内に吹き込んだ風が室内から屋根を飛ばしてしまうケースもあります。
この場合、屋根全体が飛ばされ被害が大きくなってしまいますので、雨漏りに直結し、お家の内部まで腐食してしまう可能性があります。
(棟板金)
(台風による棟板金の落下)
次は飛ばされやすい屋根の状態についてご紹介します。
①棟板金が浮いている
台風などの被害に遭いやすい状態が棟板金が浮いている状態の屋根です。
実際に台風が発生した時に、直撃を免れた地域で最も多い被害が棟板金の飛散です。
棟板金が浮いている状態のままにしてしまいますと、台風が発生した時に強風で飛ばされてしまいます。
被害が多い理由としましては、スレート(コロニアル)屋根の住宅が増えていることや、棟板金が浮いている状態に気付かず放置してしまうことなどがあります。
(棟板金の浮き)
(棟板金浮きの原因 釘の浮きや釘無し)
②瓦と瓦の間に隙間がある
瓦と瓦が空いてしまっている状態の屋根は、その部分に風が入り込んでしまいますので、飛ばされやすくなってしまいます。
特に和瓦や洋瓦の屋根のお家は、瓦が割れていないか?瓦がズレていないか?など、事前に点検してもらうことをお勧めします。
(瓦の浮き)
(瓦の割れ)
③瓦屋根の漆喰の劣化
棟瓦をおさえている役割をしている漆喰が崩れてしまいますと、台風などで瓦が飛びやすくなってしまいます。
④屋根材が反っている
屋根材が反っている状態も強風による被害を受けやすい状態です。
屋根の反りですが、屋根材の撥水性が落ちて、雨水などを吸水し、表面から乾くことが原因で起こります。
特に、スレート(コロニアル)屋根の場合は反る前に塗装を行うなどの対策をお勧めします。
屋根材が反ってしまうと風が吹き込みやすくなるので、飛ばされるリスクが高くなってしまいます。
(屋根材カラーベストの反り)
(屋根材カラーベストのズレ)
ヨネヤでは屋根塗装のご依頼があった場合など、屋根の状態を診断させて頂いております。また、補修もさせて頂いております。
雨漏り調査・修繕工事も行っております。
外壁・屋根塗装をご検討の際は、お気軽にヨネヤまでお問い合わせください!!
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