弾性塗料とは
奈良県の香芝市・葛城市・北葛城郡・大和高田市・生駒郡・田原本町のみなさん、こんにちは!
宜しくお願いします。
今回は塗料の紹介などでよく耳にする弾性塗料について一緒に見ていきましょう。
目次
1.弾性塗料とは
弾性塗料とは塗装後の塗膜が柔らかくて伸縮性がある塗料になります。
他の塗料よりも伸縮性や柔軟性が高くひび割れが発生しにくい特徴があります。
逆にデメリットに関しては通気性が悪く、弾性塗料の種類によっては遮熱性や防カビ防藻性、耐候性を持つ塗料があります。
そのため、目的に合った弾性塗料を選択することが重要になります。
1-2塗料の硬さは三種類
硬質・微弾性・弾性と塗料の硬さは3種類あります。
そのなかで現在塗料の主流になっているのは硬質塗料になります。
また弾性塗料はJIS規格で伸び率が20℃で120%と定められています。
その他、微弾性塗料がありますが名前の通り弾性塗料と硬質塗料の中間の弾性塗料になります。
この微弾性塗料は弾性自体は2~3年程度しか持ちません。
1-3弾性塗料の希釈
弾性塗料の希釈方法ですが一般塗料との希釈塗料と同じです。
水性塗料であれば水で希釈し、溶剤系塗料の場合はシンナーを使用します。
様々な微弾性塗料がありますので定められた希釈量で希釈することが重要です。
2.弾性塗料のメリット
2-1ひび割れが発生しにくい
伸縮性や柔軟性が高い弾性塗料はひび割れが発生しにくい特徴があります。
外壁の表面が割れたり、縮んだり伸びたりしても塗装されている弾性塗料の塗膜が割れることが少ないです。
2-2防水機能が向上する
水を通さない弾性塗料は防水性が高いというメリットもあります。
雨風に晒される場所や水を多く使用する場所などに適しています。
2-3モルタルの劣化防止
弾性塗料は多くの場合、モルタルの表面を塗装するときに使用します。
ひび割れしやすいモルタル外壁を弾性塗料で塗装して塗膜を作ることでモルタルはひび割れを起こしにくくなりますので、モルタルを風や雨から保護できます。
弾性塗料であればモルタルのひび割れが発生しても壁に塗料が追従して伸びますので、壁の割れ目から雨が染み込んできません。
3.弾性塗料のデメリット
3-1通気性がなく塗膜が膨れやすい
弾性塗料は弾性があるのでひび割れが発生しにくいメリットがありますが、空気や水を通さないので塗膜が膨れてしまう問題が発生しやすくなります。
特に弾性塗料をサイディング外壁に塗装してしまうと、膨れが発生しやすいので注意が必要です。
膨れが発生すると壁から塗料が剥がれやすくなり、剥がれた部分から劣化が広がってしまいます。
4.弾性塗料はモルタル外壁に相性が良い
4-1弾性塗料とモルタル外壁の相性
基本的にモルタル外壁と弾性塗料は相性が良いです。
モルタル外壁は非常にひび割れしやすい外壁材になりますので、塗装を行う際は弾性がある弾性塗料が向いています。
何らかの原因でモルタル外壁がひび割れしても弾性塗料で形成された塗膜が伸びますのでモルタル外壁をひび割れから守ります。
また弾性塗料は防水性も兼ね揃えています。
4-2弾性塗料が使用できない外壁
弾性塗料はモルタルとの相性は良いのですが、逆にサイディングとの相性は良くありません。
弾性塗料をサイディング外壁に塗ってしまうと塗膜が膨れて剥がれる現象が発生します。
断熱材が含まれていることが多いサイディング外壁は熱を帯びやすい構造になっています。
ですので、弾性塗料を塗装すると熱で弾性塗料が劣化しやすくなります。
また、サイディングは元々ひび割れしにくい構造のため、ひび割れ対策を弾性塗料で行う必要はありません。
サイディングに塗装を行う時は弾性塗料ではない塗料を選んでください。
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