窯業サイディング外壁ボードの反りや浮きについて
こんにちわ。奈良・香芝市で外壁塗装・屋根塗装を行っておりますヨネヤ営業担当の藤本です。
今回は窯業サイディング外壁ボードの反りや浮きの発生についてご紹介します。
平たく長い板状のサイディングを重ねながら張り合わせた壁をサイディング外壁と言います。
最近では日本でもサイディング外壁の住宅は多いですが、元々は北欧のものでした。ノルウェーから用いられたと言われています。
レトロな外壁でありながらも上品な高級感を演出することが特徴です。
(窯業サイディング)
近年の住宅で使用されているものの約7割が窯業サイデイングと言われています。価格帯が安く、デザイン性も豊富なので多くの方々に選ばれている理由だと思います。
窯業系サイディングはセメントに木質系繊維を混ぜ込んだものを外壁材として使いやすいようにボード状にしたものです。
窯業系サイディングの変形としましては最初に起こるのが弓状の反りです。その後、症状が進むにつれて、変形していない他のものとの隙間ができてしまう浮きとなり、変形に強度が耐えられなくなり、釘やビスで固定されている部分周辺からひびが入ります。さらに変形が進むとひびが拡がり割れに繋がります。
(サイディングボードの浮き)
【窯業系サイディングが変形してしまう理由】
建物の外装に使用される建材はどんなものでも水が大敵です。窯業系サイディングも水が弱点です。窯業系サイディングが変形してしまう理由は水が大きく関係しています。
一般的には窯業系サイディングの変形は雨水の染み込みとその乾燥によって発生します。雨水が染み込めば、その分だけ膨張しますしそれが乾燥すれば膨張した分だけ縮みます。
膨張と乾燥時の収縮を繰り返すことにより、徐々に変形していき反りから浮き、クラック、割れへと進行していきます。
窯業系サイディングはこういった雨水の染み込みを防ぐため、塗装されていますが経年でその防水性は落ちていきます。また、シーリング材が劣化して目地から剥がれたりするとそこからも雨水を吸収してしまいます。釘やビスによる穴も適切に処理されていなければ、そこから雨水が染み込んでしまいます。
(シーリング目地の劣化)
(サイディングボードの釘浮き)
ヨネヤでは窯業サイディングの外壁塗装の際にシーリング部分や釘、ビスの部分も現場調査時にしっかり確認させて頂き対応させて頂いております。
奈良で外壁・屋根塗装をご検討の際はお気軽にヨネヤまでお問い合わせください!!
スタッフ一同お待ちしております!!