ラジカル塗料の特徴 前編
奈良県の香芝市・葛城市・北葛城郡・大和高田市・生駒郡・橿原市・田原本町のみなさん、こんにちは!
宜しくお願いします。
今回は代表的なラジカル塗料の特徴について一緒に見ていきましょう。
目次
1.ラジカル塗料とは
ラジカル塗料をご紹介する前にラジカルとは一体何なのかが分からないといけませんので、ラジカルとはどういうものかやラジカル塗料の性能など一緒に見ていきましょう。
1-1ラジカルとは
塗料には一般的に着色ための顔料が含まれています。
ラジカルには塗料を作る際に必要な酸化チタンと言う顔料に紫外線や雨水、空気が当たることで発生します。
ラジカルとは塗料に含まれる樹脂や顔料にダメージを与えるもので塗膜が劣化する原因です。
【酸化チタンとは】
酸化チタンは外壁塗装でも人気色のベージュ系やホワイト系に使用される白色顔料のことを指します。
1-2ラジカル塗料とは
ラジカル塗料は正式にはラジカル制御型塗料と呼ばれています。
ラジカル塗料はラジカルの制御を行い、塗膜の劣化が起こりにくくする塗料になります。
雨水や太陽の紫外線などから劣化を防ぐ効果がある塗料になります。
ラジカル塗料には光安定剤と高耐候酸化チタンいうラジカルを抑制するための成分が配合されています。
【高耐候酸化チタン】
酸化チタンはというのはラジカルを発生させている成分なのですが、高耐候性酸化チタンはラジカルバリアという能力を持っており、ラジカルを外に出さない性質があります。
そのため、樹脂の分解を抑えて劣化しにくい塗膜を保つことができます。
【光安定剤】
光安定剤はラジカルが発生した際にラジカルを捕まえてラジカルの発散を抑える働きがあります。
1-3 2012年に登場した新型塗料
ラジカル塗料と呼ばれる塗料の正式な名称はラジカル制御型塗料と言います。
このラジカル制御型塗料は塗料メーカーの日本ペイントが2012年に開発した塗料になります。
日本の気候を知り尽くしているメーカーが開発した商品なので日本で外壁塗装を行う際は見逃せない塗料です。
1-4他の塗料との違い
代表的な塗料としてシリコン塗料やフッ素塗料などが存在します。
これらの塗料は樹脂名が塗料に記されていますがラジカル塗料は樹脂名が記されていません。
ラジカル塗料の場合は塗料に含まれる樹脂にラジカル因子を抑制した名前が付けられるので○○系ラジカル塗料と呼ばれます。
2.ラジカル塗料の特徴
2-1フッ素塗料よりもリーズナブル
塗膜が長持ちするフッ素塗料などはデメリットとして単価が高いことがあげられますが、ラジカル塗料はその点フッ素塗料に比べて1~2割程度安価になります。
機能性塗料でありながらリーズナブルな価格であるのは魅力的です。
2-2耐用年数がシリコン塗料より長い
近年の外壁塗装で最もメジャーな塗料なのがシリコン塗料です。
耐用年数が10~15年でコストパフォーマンスが良いと人気のシリコン塗料ですが、ラジカル塗料はそのシリコン塗料よりも耐用年数が長いと言われています。
また、ラジカル塗料にあるような独自の機能性がシリコン塗料には備わっていません。
次回の塗り替えの機会にラジカル塗料を検討してみてはいかがでしょうか。
2-3コストパフォーマンスが最も高い
今まではシリコン塗料のコストパフォーマンスが最も優れているとされていました。
しかし、シリコン塗料より価格がわずかに高いだけのラジカル塗料はシリコン塗料より数年耐用年数が長いのです。
そのため近年ではラジカル塗料が最もコストパフォーマンスに優れていると考えられています。
2-4汚れに強い
ラジカル塗料はバイオ技術を用いて製造されているので防カビ性があり、汚れにくい塗料です。
カビコケ藻にも強く北面など日当たりが悪い外壁面にも効力を発揮します。
また、雨が降り外壁に付着しても雨の跡が残らず綺麗な外壁を保てます。
2-5チョーキングが起こりにくい
外壁の劣化症状のひとつにチョーキングがあります。
外壁に紫外線が当たることで塗膜が劣化していき塗料の顔料がチョーキング現象という外壁表面に白い粉状となって浮き出てきます。
ラジカル塗料はこのようなラジカルの劣化から制御する働きがあるので、ラジカル塗料で塗装を行うことでチョーキング現象が発生しにくい外壁になります。
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