塗料の種類とグレード
こんにちわ。ヨネヤ営業担当の藤本です。
今回は塗料の種類とグレードについてのご紹介です。
(水性塗料と油性塗料)
塗料の種類には水性と油性があります。水性と油性の違いは塗料を溶かしている液の種類のことで、薄め液の種類です。
水性塗料には水を入れて薄めます。油性塗料の場合は塗料用シンナーを入れて薄めます。
油性にはさらに種類があり、強いシンナーのことを強溶剤と言います。弱いシンナーのことは弱溶剤と言います。
(艶あり塗料と艶消し塗料)
外壁塗装に使われる塗料ですが、艶あり、7分艶、5分艶、3分艶、艶消しと5タイプあります。(5分艶は半艶、艶消しはマット仕上げなどと言われることがあります)
(艶ありの特徴)
外壁に艶あり塗料を使用すると、光沢があるので新築のように輝いて見えます。サイディングの場合、凹凸が強調されます。
その他、塗料に添加剤を混ぜてないので、塗料が本来持つ性能をそのまま発揮することができます。
(艶あり塗装)
(艶なしの特徴)
外壁に艶消し塗料を使用すると、高級感のある落ち着いた仕上がりになります。周囲の風景と比べても自然に溶け込んで見えます。
艶を控えたい場合は、塗料の種類によりますが、艶消しだけではなく、3分艶、5分艶など好みに応じて調整することが可能です。
(艶なし塗装)
(塗料のグレード)
塗料のグレードですが、大きく分類すると、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素、無機などがあります。
各塗料の特徴を紹介します。
①アクリル塗料
価格は安いですが、耐久性(5~6年)が低い塗料です。近年、耐久性の低さからあまり使用されていません。
②ウレタン塗料
塗装を行うと、太陽の光で反射してピカピカと光ります。ウレタンは塗料の密着性が高くて、木部や鉄部に適しています。耐久性は8~10年程度です。
③シリコン塗料
シリコン塗料は安定した塗料の性質をもっています。汚れやカビにも強く、耐久性はウレタンよりも上です。
モルタル壁やサイディング壁などの塗装にシリコン塗料を使うと効果を発揮します。現在、主流の塗料のひとつです。
耐久性は10~12年程度です。高級シリコンと言われる塗料もあり、耐久年数は14~16年持つ塗料もあります。
④フッ素塗料
フッ素塗料は高耐久性の塗料のひとつです。耐久性は15~18年程度です。フッ素塗料は耐熱性・防カビ・防藻性・耐候性・耐摩耗性の高い効果を発揮します。
フッ素加工のフライパンをイメージして頂けたらと思います。
⑤無機塗料
塗料の種類中で一番グレードが高いものです。無機塗料の耐久性は18~20年程度です。
無機塗料の原料は石やレンガ、ガラスといった炭素を含まない無機物が主体です。
ただし、実際の無機塗料は、無機物に有機物を含む合成樹脂などを混ぜて柔らかくし、塗料として使いやすくしています。
このように塗料にはいろいろな種類があり、グレードもあります。
外壁・屋根塗装での塗料の事でのご相談の際はお気軽にヨネヤにご連絡下さい。
スタッフ一同お待ちしております。