塗料の種類と耐久性
奈良県の香芝市・葛城市・北葛城郡・大和高田市・生駒郡・橿原市・田原本町のみなさん、こんにちは!
宜しくお願いします。
今回は塗料の種類と耐久性について一緒に見ていきましょう。
1.塗料のグレード
①アクリル樹脂 耐用年数5~7年
②ウレタン樹脂 耐用年数10~12年
③シリコン樹脂 耐用年数10~15年
④フッ素塗料 耐用年数15~20年
その他、さまざまな塗料があります。
フッ素は耐用年数が長いのですが価格が高いので、人気のシリコンに比べて使われる頻度は少なくなります。
逆に一番安いアクリルですが、耐用年数が短く塗り替え回数が多くなり不経済になるため、最近ほとんど使用されていません。
ただ、新築時の塗装は工事費用の総額を抑えるためにアクリルがよく使用されています。
だから新築して一度目の塗り替えは早めにする必要があります。
2.主流の塗料
現在、戸建ての塗り替えに使用される塗料はシリコンがほとんどです。
ですがシリコンだからといって全て耐用年数が10~15年持つというわけではありません。
同じシリコン塗料でも1缶1万円以下のものから5万円を超えるものまでピンきりでさまざまな種類があります。
少しだけ専門的になりますがJIS規定の促進耐候性試験の基準を参考にするのもいいと思います。
簡単に言うなら機械で塗膜にダメージを与え続けて何百~何千時間塗膜が劣化せずに耐えられるかを測定したものです。
JIS規定の促進耐候性試験の基準では
耐候型1種=2500時間耐えられる塗料
耐候型2種=1200時間耐えられる塗料
耐候型3種=600時間しか耐えられない塗料
一番長持ちするのが耐候型1種ということです。
ほとんどの塗料カタログにこれは載っていますので対候性を知る良い目安になります。
ちなみに対候型1種の塗料は最低でも10年持つと言われています。
また、塗り替えはフッ素のような耐用年数がひときわ長い塗料で塗ればいいものではありません。
なぜならフッ素の場合、耐用年数に至る前に塗り替えが必要になることがあるからです。
塗装はあくまで外壁の表面に薄い膜を張るだけなので、お家全体の構造的な歪みや下地の変形を塗装で食い止めることは不可能です。
例えば木造モルタルの外壁には必ずひび割れが生じます。
そのひび割れの動きが塗膜の伸び率を上回ってしまうと当然塗膜も割けてしまいます。
それにフッ素を塗って20年間保護機能を保持したとしても長い年月で外壁は確実に汚れています。
低汚染とカタログに書いてあっても20年経過して塗りたてと同じ美観ということはあり得ません。
汚れを全く気にしない場合であれば話は別ですが、保護機能をせっかく保持していても15年も経過すれば極端に見た目が悪くなるので塗り替えが必要になります。
このような理由で高価なフッ素で塗装しても実際には耐用年数の前に塗装が必要になることがあります。
値段が高いフッ素塗料は20年の価格が詰まっていると考えた時、環境によっては15年くらいで塗り替えが必要になる場合があります。
しかし、塗料の性能は年々向上してきています。
奈良で外壁塗装・屋根塗装をご検討の際はお気軽にヨネヤまでお問い合わせください!!
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