外壁塗装 現場管理の重要性
奈良県の香芝市のみなさん、こんにちは！
本日も宜しくお願い致します。
外壁塗装 現場管理の重要性についてですが、外壁塗装工事の現場管理の役割、外壁塗装中に行われる主な検査について詳しく書きました。
今回は外壁塗装工事で重要な役割を担う、現場管理についてご紹介します。
外壁塗装工事の現場管理の役割
外壁塗装工事には大きく分けて足場の設置や高圧洗浄、下地調整、養生、塗装などの工程があります。各工程が欠けたり不備があったりしてはいけません。
これらの外壁工事工程すべて目的通りきっちり行われたかどうかなど検査を行うことが質の高い外壁塗装につながります。
そのために 施工管理者または現場監督と呼べれる現場監督者 は工事の品質や職人の動きなどを確認しています。
【施工品質の維持】
外壁塗装の工事は複数の工程があります。
約2～3週間の長い工事の中でひとつひとつの工程を確認して現場の職人さんと打ち合わせなどを行い、施工品質の維持や向上を行っているのが現場管理者です。
施工現場に施工管理者を置くことにより外壁塗装の工事品質が飛躍的に向上することもあります。逆に現場管理がずさんになりますと手抜き工事の発見ができなくなったり、施工後に不具合箇所が見つかったりする可能性があります。
【施工管理には国家資格が存在する】
施工管理の国家資格を持つ資格者は施工管理技士と言われ、塗装工事におきましては建築施工の監理技術者資格を持っている人が現場を管理します。
施工管理技士の仕事は建物一棟の工事においてすべての施工品質を確認しなければならないため非常に多くの知識や現場経験が必要になります。
そのため、施工管理技士を受験するため施工管理・工事管理・現場管理などの実務経験が必須となっています。
【外注業者の手抜き工事や不備な部分を防ぐためにも検査は重要】
塗装業者は外壁塗装工事の全工程を自社で行えないところがほとんどです。
その場合、塗装業者は協力業者を募って工事を進めています。
そうなると自社ではない協力業者での施工となりますので、見えない部分で手抜きや不備な点が発生するリスクが高くなります。
ですがヨネヤは直接施工の為、その都度施工管理が工事進捗を管理させていただきます。
施工管理者は都度、現場に行きチェックシートなどを使いながら協力業者の職人たちが行う作業を確認して施工の不備な部分や手抜きなどがないかを調査します。
【4つの現場管理と検査の内容】
施工管理の内容は大きく4つに分けることができます。
①原価管理
工事における原価とはその工事を行うために購入した部材代や人件費などになります。
②工程管理
工程管理とは、作業の順番などの調整や確認を行い工事が問題なく進むようにする業務です。
複数の工程を正しい順番で進めていく必要があります。外壁塗装工事では工事のやり直し作業などがあった場合、工期全体が長引いてしまいます。
そのため、施工管理者は工事前に施主様にお渡しした作業工程表どおり工事が進むように日々の作業の進捗状況を都度確認を行います。
③品質管理
外壁塗装の品質管理とは工事完了後の塗装の耐久性に関係します。
外壁塗装の目的のひとつに長持ちする頑丈な塗装工事を行うことです。
そのため塗料メーカーが規定している方法で塗料が使用されているかや悪影響を与える条件下で作業をしていないかなど施工管理者は現場の確認を行います。
例をあげますと、塗料は外壁に何も行わないまま外壁に塗装してもすぐに剥がれてしまいますので、塗装前に外壁の汚れを高圧洗浄してひび割れなどがあった場合は補修を行い、最後に下塗り材を塗装することにより、中塗りや上塗り塗料が密着できる状態になります。
これらの工事が適切に行われていることを工程ごとに確認するのが施工管理者の仕事になります。
④安全管理
外壁塗装では工事を行うなかで危険性が伴う部分が多々あります。
建物の屋根に上がっての作業や外壁の高い位置などで作業をしますので足場がしっかりと組み立てられているかの確認を行うことはもちろん、作業を行う時は滑り止め付きの作業靴やヘルメットを装着して万全の状態で作業を行います。
また塗装で油性塗料を使用する場合は有機溶剤が入っているため中毒を引き起こすこともあります。
戸建て住宅の塗装では臭いが少ない水性塗料が使われるようになりましたが、屋根などに使われる塗料にはシンナーの刺激臭を伴う有機溶剤が使われることがあります。
危険性が高い有機溶剤を取り扱う時は有機溶剤作業主任者が作業員にマスクや手袋を装着させるなどして安全性の確認が重要になります。
外壁塗装中に行われる主な検査
現場管理で行わなければいけないのが工程ごとの検査です。
完成後にやり直しなど発生しないように検査は工事期間中に複数回行い、もし施工ミスを発見した場合は次の工程に進む前に必ず修正を行います。
外壁塗装では外壁塗装工事中に行う中間検査と最終確認の完了検査が重要になります。
①中間検査
一般的に中間検査は下地処理工程後に行います。
下地処理とは塗装作業前に行う作業のことです。下地処理後に不具合箇所があるまま次工程に進んでしまうと塗装の効果を全く発揮しなくなってしまいます。下地処理は外壁塗装において重要な工程のひとつです。
(主な下地処理の内容)
(1)鉄部の錆落とし(ケレン作業)
(2)ひび割れの補修工事
(3)先打ちの場合は目地のシーリング工事
サイディングボードの外壁などの場合は窓枠の目地に浸水防止のためにシーリング材(コーキング材)が充填されてますので、この部分も下地補修で増し打ちなど行う必要があり、いくら質の良い塗装が行っても隙間から雨水が侵入し建物内部を腐食させてしまいます。
中間検査では現場管理者が建物全体を確認します。
【下塗り完了後に中間検査を行う業者も多い】
塗装工程で一番最初の工程が下塗りになります。
塗装作業では合計3回塗り(下塗り・中塗り・上塗り)が行われますが、下塗りは外壁に仕上げ用の中塗りや上塗り塗料が密着しやすいように塗るという役割があります。
そのため外壁塗装業者によってはこの下塗りも下地処理と考えており、下塗りの後に中間検査を行うところもあります。
【完了検査】
工事完了後、引渡し前に行われる最終確認のことです。
塗装作業では塗り残しや塗りミスなどの不備が発生した場合、補修を行う必要がありますので検査の時点で足場は解体しません。
最終の完了検査は施主様立ち合いをお願いする塗装業者も多いです。
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