屋根勾配について
奈良県の香芝市・葛城市・北葛城郡・大和高田市・生駒郡・田原本町のみなさん、こんにちは!
宜しくお願いします。
今回は屋根勾配について一緒に見ていきましょう。
目次
1.屋根勾配とは
結論から言いますと屋根の傾き度合いのことを屋根勾配です。
勾配は屋根の角度によって値が変わります。
勾配の状態によって屋根の特徴や向いている屋根材などが変わりますので、用途に合った勾配で屋根を設計を行うことが大事です。
1-1屋根勾配数の表し方
屋根勾配の3種類で値は寸、分数、角度という表現で表します。
寸は10寸(約303㎜)の水平方向に対しての高さの値です。
例えば、10寸で高さが4寸上がる場合は4寸勾配となります。
基本的に屋根勾配の値は寸で表されています。
次に分数ですが10寸の水平方向に対する高さを分数で表します。
例えば10寸で高さが4寸上がる場合は4/10勾配勾配です。
角度ですが屋根の角度を「°」で表します。
傾きが20°の場合は屋根は20°勾配になります。
2.急勾配・並勾配・緩勾配とは
勾配には3種類の急勾配や並勾配、緩勾配といおった表現も使用されます。
厳密な規定はありませんが一般的には以下のような分類となっています。
①6寸以上の勾配=急勾配
②3~6寸弱の勾配=並勾配
③3寸未満の勾配=緩勾配
3.最低勾配について
設置できる勾配が屋根材によって異なります。
1寸以上の勾配が必要なのは金属屋根になります。
3寸以上の勾配が必要なのは平葺きと横葺きになります。
また、スレート屋根も3寸以上必要で4寸以上の勾配が必要なのは瓦屋根になります。
4.どれくらいの屋根勾配が良いか
4-1屋根勾配は〇寸が良い
一般的には屋根の勾配は4寸が良いと言われています。
スレートや金属、瓦など普及率の高い屋根材全て使用できます。
また、4寸ですと屋根足場は必要ありませんので工事費用が高くなりません。
5.勾配で太陽光パネルは発電量が変わる
太陽光パネルは角度で発電量が変化します。
太陽光パネルの最適な設定角度は30度と言われています。
太陽光パネルを設置する時は地域による太陽の南中高度が違いますのでご注意ください。
5-1環境や目的に合った屋根勾配の角度
屋根の勾配は急なものから平面にに近いものまでいろいろあります。
屋根の持つ特徴や使用できる屋根材が角度によって異なるので地域の目的や気候にあう角度に設定することが大切です。
豪雪地帯や雪の降る地域では雪の対策必要ですので雪が落ちるような勾配が必要になります。
並勾配は幅広いデザインや建材から選択できます。
勾配について簡単に説明しました。
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